



アメリカ 20ドル金貨 1908年 セント=ゴーデンス NGC MS62
セント=ゴーデンス金貨の愛称で知られる本作(ダブルイーグルの愛称で呼ばれることもある)。この呼び名はデザイナーの名に由来する。時のアメリカ大統領ルーズベルトは、アメリカが誇る美しいコインが造りたいと熱望し、セント=ゴーデンスのような著名なデザイナーを雇えないかと造幣局に提案した。だが、セント=ゴーデンスは造幣局の首席彫刻師ハーバーとの関係が悪い上、胃がんを患っている状態だった。ルーズベルトはセント=ゴーデンスをあらゆる妨害から守ると約束し、これを受けてセント=ゴーデンスはプロジェクトの承諾に至った。1906年にコインの原案が完成し、1907年に発行が開始された。だが、虚しくもセント=ゴーデンスは発行が開始されてすぐに胃がんで他界した。
表側には、前進するリバティ女神が描かれている。このリバティのポーズは、ニューヨークのセントラルパーク南口に位置する彫像からインスピレーションを受けている。裏側には、日の出を背景に飛翔する鷲が描かれている。日の出は明るい未来、鷲は力強さや気高さを象徴している。当時のアメリカの最先端の技術が反映された一枚で、アメリカの歴史と繁栄を物語るマスターピース。
品番: 250707980022
材質: Au900
重量: 33.4g
直径: 34.0mm
状態: MS62
特記事項
グレードには影響しないが、裏側の鷲の意匠部分に赤錆が見受けられる。
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