



オーストラリア ソヴリン金貨 1894年 オールドヘッド メルボルン鋳
ヴィクトリア女王のオールドヘッドを描いたソヴリン金貨。こちらがヴィクトリアの最後の肖像となる晩年の作。ティアラの上からベールを被ってるが、これは喪服を着用している。ヴィクトリアは夫アルバートを若くして亡くし、その喪失感から自身が他界するまで夫を追悼して喪服を着用し続けた。ヴィクトリアの黒に染まったファッションは、貴婦人を始めとした女性陣の目を惹き、当時のイギリスでは漆黒のファッションが流行した。裏側には竜退治の図が描かれている。竜の下部に小さく「M」の刻印が見られるが、これはメルボルン造幣局を示すミントマーク。
ヴィクトリア朝時代のソヴリン金貨は、貴族の屋敷などで働く見習い使用人のおよそ半年分の給与に値した。当時の給与支払いは半年ないし一年ごとに支払われたため、それを知らずに初任給を親に仕送りし、生活に困窮した使用人もいたという記録が残っている。
品番: CJ5CA017
材質: Au916
重量: 7.9g
直径: 22.0mm
状態: VF Details
特記事項
流通の痕跡がはっきりと見られ、デザインや銘文に潰れが見られる状態。おそらく、ジュエリーリムーブ(ペンダント外し)と思われる。
※店頭販売も行っており、状況によっては商品が売り切れている場合がございますので、予めご了承ください。









