

カナダ 20ドル金貨 1987年 メイプルリーフ
カナダを代表する地金型金貨メイプルリーフ。若き日のエリザベス2世を描いた第一肖像がデザインされた一枚で、カナダ王立造幣局によって製造された。本作はティアラを戴いたエリザベス2世の横顔が凛々しく、世界中から人気を博している。エリザベス2世はジョージ6世の崩御に伴い、1952年、26歳で即位した。美しい新国王の誕生に国民は歓喜した。容姿端麗な若き女王は人々を虜にし、首相チャーチルも密かに恋心を寄せていたという。
カナダ王立造幣局の歴史
カナダにはベーリング海峡を通じてアジアから人々が渡来し、彼らが先住民として長く定住していた。16世紀の大航海時代になると、英仏の人間が入植するようになった。その後、1759年にパリ条約でカナダの全域がイギリスの支配下に入ることが締結された。それに伴い、カナダの貨幣も英国式のものに一本化されることになった。
1776年にアメリカ独立戦争が勃発したが、カナダは英領に留まり、約1世紀後の1867年に英連邦の自治領となった。その後、1908年にカナダ王立造幣局が建設されるが、貨幣デザインと造幣機はロンドンの英国王立造幣局が管理し、カナダ王立造幣局は英連邦の支部のひとつという形だった。
第一次世界大戦後、外交権を得たカナダは1930年にようやく造幣局を自国の全額出資とし、独立を果たした。翌年にはウェストミンスター憲章により、カナダは国家としても独立を果たした。
品番: C15BA076
材質: Au999
重量: 15.5g
直径: 25.0mm
状態: UNC
特記事項
流通による摩耗は見られないが、僅かな傷などがある状態。









