

ジブラルタル ソヴリン金貨 1989年 ウナとライオン
ヴィクトリア朝時代のイギリスを代表する人気彫刻師ウィリアム・ワイオンが手掛けたウナとライオンのリバイバル金貨。オリジナルはイギリスの発行だが、こちらは英領ジブラルタルの発行品。ウナに見立てたヴィクトリア女王と女王を守護するライオンが描かれている。世界中から高い人気を誇るデザインで、世界で最も美しい金貨と謳われている。オリジナルはヴィクトリア女王の肖像が描かれているが、本作にはエリザベス2世の肖像が描かれている。
ウナとライオンのエピソード
ウナのライオンのモティーフは、16世紀のエドマンド・スペンサーの詩集『妖精の女王』に由来する。全6巻と断篇から構成される長編叙事詩で、アーサー王伝説を題材にした作品。イングランド王エリザベス1世に捧げるために創作された。
ある日、若き王女ウナは、ドラゴンに捕らえられた両親の奪還を計画する。彼女は旅の道中でライオンと出会い、ライオンはウナの美貌と賢さに心を打たれ、庇護者となった。本作ではウナが笏を握った手でライオンのタテガミに優しく触れている。先に進もうと言葉にせずとも伝える仕草が奥ゆかしく、両親を救うための旅の道中の場面を切り取ったマスターピース。
品番: CZUCA228
材質: Au916
重量: 8.3g
直径: 22.0mm
状態: UNC Details
特記事項
流通による摩耗は見られないが、僅かな傷などがある状態。だが、スクラッチの痕跡や工具でエッジにダメージを与えたツールドの痕跡が見られる。









