

フランス 20フラン金貨 1814年 ルイ18世 パリ鋳
フランス王ルイ18世の軍装肖像を描いた20フラン金貨。1814年銘は、ルイ18世が最初に貨幣を発行した初年号にあたる。年銘の右側に配された「A」の刻印はパリ造幣局製を示すミントマーク。
本作を手掛けた彫刻師はピエール=ジョセフ・ティオリエ(Pierre-Joseph Tiolier)で、彼はフランスの第15代主席彫刻師を務めた人物だった。ルイ18世の肖像の下部にティオリエのサインが入れられている。
年銘の左側に配されたヘルメスの伝令杖ケリュケイオンは、ミントマスター(発行管理者)ルイ=テオフィル=フランソワ・ルパージュ(Louis-Théophile-François Lepage)を示している。
ナポレオンの失脚により、フランスにはかつての支配者ブルボン家の統治を望む声が強くなった。そこで、フランス革命で処刑された国王ルイ16世の弟ルイ18世が国王として再び担ぎ上げられた。これを復古王政と呼ぶ。ルイ18世は非常に頭脳明晰な人物で、兄の二の舞にならないよう慎重にふるまい、立憲君主制の下、病没するまで王位を全うした。
品番: CZUBA746
材質: Au900
重量: 6.4g
直径: 21.0mm
状態: VF
特記事項
※店頭販売も行っており、状況によっては商品が売り切れている場合がございますので、予めご了承ください。









