

フランス 20フラン金貨 1818年 ルイ18世 リール鋳
フランス王ルイ18世の軍装肖像を描いた20フラン金貨。年銘の右側に配された「W」の刻印はリール造幣局製を示すミントマーク。
本作は表側のルイ18世肖像をオーギュスト=フランソワ・ミショー(Auguste-François Michaut)が、裏側のブルボン家紋章をアンドレ・ガレ(André Galle)が手掛けた。
ルイ18世肖像の下部に配された馬頭部は、ミントマスター(発行管理者)ニコラ=ピエール・ティオリエ(Nicolas-Pierre Tiolier)を示している。
ナポレオンの失脚により、フランスにはかつての支配者ブルボン家の統治を望む声が強くなった。そこで、フランス革命で処刑された国王ルイ16世の弟ルイ18世が国王として担ぎ上げられ、1814年に即位した。その後、失脚したナポレオンが再起を試み、クーデタを起こして、ルイ18世を追放する。だが、ナポレオン政権は百日天下で終わり、1815年7月から再びルイ18世が王位についた。この肖像は、ルイ18世が再び即位した後のものにあたる。
品番: CZUBA752
材質: Au900
重量: 6.4g
直径: 21.0mm
状態: VF
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