

フランス 20フラン金貨 1831年 ルイ=フィリップ1世 無冠
ルイ=フィリップ1世の無冠肖像を描いた20フラン金貨。ルイ=フィリップはルイ14世の弟の末裔であるオルレアン家の人物だった。オルレアン家は大土地所有者として知られ、その資産はブルボン家を凌駕するほどのものだった。シャルル10世の退位宣言の際、当初は彼の孫であるアンリ5世に王位が継承されるはずだったが、ルイ=フィリップ1世がクーデタを起こし、王位を簒奪した。
ルイ=フィリップ1世はこれまでの王たちの失敗を鑑み、自らをフランス王ではなく「フラン国民たちの王」と呼び、大衆の人気取りをした。民衆はそんな彼に期待したが、ルイ=フィリップはブルジョワを優遇して私腹を肥やす人物で、市民の生活基準は一向に上がらず、1848年にはついに革命が起きた。その結果、ルイ=フィリップは王位を剥奪され、イギリスへの亡命を余儀なくされた。彼がフランスに足を踏み入れることは二度となかった。
品番: CZUBA756
材質: Au900
重量: 6.4g
直径: 21.0mm
状態: VF
特記事項
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