



フランス フランカピエ金貨 1364-1380年 シャルル5世 NGC MS63
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ヴァロワ朝の策士シャルル5世発行のフランカピエ金貨。MS63という最高峰のコンディションで痺れる一枚。この時代の貨幣で、この状態にはなかなか出会えない。英仏百年戦争の真っ只中に発行された、中世フランスのハンマーコインの代表作。
玉座に座すシャルル5世とフルール・ド・リス、百合十字紋章が描かれている。百合の紋章はヴァロワ王家の紋章で、本品はヴァロワの下で発行されたことを示ししている。周囲にはラテン語で以下の銘文が記されている。
Karolus Dei Gratia Francorum Rex Christus Vincit Christus Regnat Christus Imperat(シャルル 神の恩寵を受けし者 フランスの王 キリストは勝ち キリストは統べ キリストは命じる)
シャルル5世がフランス王であることを示す称号に加え、フランスはキリスト教国家だったため、キリストを称え、庇護を求める願いが記されている。
英仏百年戦争は、フランスの統治権を巡って英仏の王族間で行われた戦争。百年戦争と題されるが、実際は116年間に亘り、休戦期間もあるため、100年間激しい抗争が常に繰り広げられていたわけではない。だが、フランス消滅寸前にジャンヌ・ダルクが登場するなど、神がかり的な歴史展開もあり、多くの歴史ファンを持つ激熱な時代である。
百年戦争はヴァロワ朝の5人の国王、幸運王フィリップ6世、善良王ジャン2世、賢明王シャルル5世、狂気王シャルル6世、勝利王シャルル7世の治世に展開された。イングランドのプランタジネット朝の国王エドワード3世がフランスの統治権を主張し、自らフランス王を名乗った。これに対し、フランスのヴァロワ伯フィリップ6世がフランスの王位を主張。互いにフランスの統治権を主張し合い、英仏百年戦争が始まった。
発行者シャルル5世は、父ジャン2世がイングランドの捕虜になり、多額の身代金を追うことになった。病弱なシャルル5世だったが、父の不在により、王太子の頃から難しい局面の外交にあたった。だが、シャルル5世はフランスの歴史の中でも類を見ない聡明な人物だった。
シャルル5世はジャン2世の身代金をフランス国民から徴税する際、この税の一部を、軍の設立費に回していた。というのも、当時のフランスは正規軍を持っておらず、戦争の際はその都度傭兵を募っていた。そのため、統率が取れず、扱いづらい難点を持っていた。これがフランス軍の弱さの原因だった。この弱点に気づいていた賢王シャルル5世は、身代金の一部を正規軍設立の資金に回すことで、強力なフランス正規軍を編成した。シャルル5世以前のフランスでは、王の身代金の場合は特例で無条件徴税が行えたが、軍費のための徴税はまだできない時代だった。正規軍の設立でシャルル5世は失った土地を奪還し、イングランドを撤退させていった。だが、シャルル5世の努力も虚しく、息子シャルル6世は先天性の精神疾患を患っており、狂気王とも渾名された人物で、彼の治世に再び多くの土地を失うことになる。
品番: 261005550112
重量: 3.7g
直径: 30.0mm









