



マケドニア テトラドラクマ銀貨 前336~前323年頃 アレクサンドロス大王 NGC XF 5/5 3/5
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アレクサンドロス大王生前発行品。
英雄ヘラクレスに扮装したアレクサンドロス大王と玉座に座す雷神ゼウスが描かれている。アレクサンドロスが発行した貨幣は、当時のギリシア世界で最も広く流通した貨幣だった。アレクサンドロスの登場以前、貨幣に統治者の肖像を描くことは恐れ多いとして避けられていた。そのため、図像には神々が描かれるのが習わしだった。そこでアレクサンドロスは直接自身を描くのではなく、英雄ヘラクレスの姿に自分の姿を重ねるという手法を用いた。彼の父フィリッポスも同様にゼウスの姿に自身の肖像を重ねた貨幣を発行させた。また、アレクサンドロスの部下で後にエジプトでファラオとなったプトレマイオス1世は、自身のありのままの肖像を貨幣に描かせた初めて人物。
マケドニアは当初、ギリシア北方の辺境に位置する田舎の都市国家というイメージを持たれていた。だが、アレクサンドロス大王の父フィリッポス2世の治世に状況は一変。軍事力によってギリシアの諸都市国家の中でも抜きん出る存在となった。軍人上がりのフィリッポスは、密集陣形ファランクスの指示を得意とした。また、通常ファランクスでの槍の長さは2m前後だったが、フィリッポスは「サリッサ」と呼ばれる6m前後の長槍を開発。これ実装することで、戦闘を有利に展開した。
フィリッポスが築いたマケドニアを引き継いだアレクサンドロスは、志半ばで暗殺された父の夢であったペルシア遠征を実施。打倒ペルシア帝国を夢見て、アレクサンドロスは東へと進んでいく。ペルシアの支配下にあったエジプトを無血開城後、ペルシアの帝都バビロンを襲撃。皇帝ダレイオス3世は敗走するも、部下に裏切られて暗殺される。こうしてペルシアを支配下に置いたアレクサンドロスは、次にインドへの遠征を計画する。だが、インド遠征は難航。マケドニア軍は疲弊し、アクレサンドロスに対しての不満も募っていった。結果、アレクサンドロスは撤退する他なく、バビロンに帰還。その後、熱病に侵されて32歳で他界。死因は謎とされており、暗殺設も説かれているが、当時記録された病状から鑑みるにマラリアだったと思われる。
裏側に描かれたゼウスの傍らには「AΛEΞANΔPOY(アレクサンドロウ)」という属格でアレクサンドロスの名が刻まれている。属格とは所有格、英語の「s」にあたり、「アレクサンドロスの」を意味する。つまり、アレクサンドロスの(発行した貨幣)の意。
品番: 261005550104
重量: 16.6g
直径: 24.0*24.0mm









