



ローマ デナリウス銀貨 セプティミウス・セウェルス NCG Ch-VF 5/5 3/5
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勝利の女神ウィクトリアを描いた縁起の良い一枚。
帝政中期、セウェルス朝の創始者セプティミイウス・セウェルスによって発行されたデナリウス銀貨で、セウェルス自身の肖像が描かれている。セウェルスはアフリカ属州出身のカルタゴ人で、騎士階級の出。母国語のフェニキア語、地中海世界の共通語のギリシア語及び帝国の公用語であるラテン語を操る優秀な軍人だった。
アフリカ属州から皇帝が輩出されたのは初めての出来事で、それ以前はイタリア本土出身の人物から皇帝が輩出されていた。これは当時としては革新的な出来事であり、実力で皇帝に選出される時代が幕を開けた。五賢帝時代のトラヤヌス及びハドリアヌスがヒスパニア属州出身ではあるものの、彼らは父がヒスパニア属州に駐在する新興貴族の子であり、血筋としてはイタリアの家系だった。セウェルスの父プブリウス・セプティミイウスはカルタゴ出身の軍人。母フルウィアは没落して平民階級になっていたが、ローマの古参氏族フルウィウス氏族の出で、イタリア本土の由緒正しい家系だった。
セウェルスの若き頃、ローマでは「アントニヌスの疫病」と呼ばれる病が大流行していた。マルクス・アウレリウス帝治世下のパルティア遠征の際、兵士が感染してローマ帝国に持ち込んだ病だった。当時の医師ガレノスが記した病状から、おそらくこの病は天然痘だったと考えられる。このパンデミックにより、元老院を始めとしたローマの多くのエリート層がこの世を去り、要職に空きが出ることとなった。セウェルスの異例の出世は、疫病による人材不足が影響している。
セウェルスは元老院入りを果たした後、念願の財務官職に就任。その後、ヒスパニア属州総督及びアフリカ属州代理総督に就任。ローマ帰還後は、護民官に就任した。コンモドゥス帝治世下では、パンノニア属州総督に任命される。その後、コンモドゥスが暗殺されて起こった動乱を好機と見て、元老院を味方につけてセウェルス朝を樹立した。
ウィクトリアは勝利の女神で大変縁起が良く、ローマ帝国でも好まれた女神で、度々貨幣の上でも登場する。勝利の女神ウィクトリアの恩恵にあやかり、お守りとして手元においておくのもありかもしれない。実際、そういう願掛けの需要もかなり多いのがこのコイン。受検、スポーツ、就職試験など、負けられない時のお守りに。
品番: 261005550110
重量: 3.2g
直径: 19.0*18.0mm









